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2010年3月17日水曜日

品質問題により特損5億円

 ニュースクリップです。
ACCESSの10年1月期、純利益41%減 ソフト不具合で対策費計上

 携帯電話用ソフトウエア開発のACCESSが15日発表した2010年1月期の連結決算は、純利益が前の期比41%減の4億9300万円だった。為替差損がなくなり経常利益は増えたものの、ソフトに不具合が見つかり対策費用として5億2500万円を特別損失に計上したことが響いた。http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20100316ATGD1502515032010.html
株式会社ACCESS [東証マザーズ]情報・通信業

 IR情報も見てみたのですが、モバイル向けPJがうまくいかなかったようです。

責任を取って社長報酬-50%×3ヶ月、役員が30%×3ヶ月とありました。
やはり資本が入っていると、責任の重さが違いますね。。。

うちの会社もこれぐらい真剣になってくれたら嬉しいです。


実際問題として、品質と出荷スピードを天秤にかけた場合、
どちらを優先するか判断することは非常に難しいです。

当然ビジネスが成り立つことが大前提なので、スピードを無視することは出来ないし、
一方でどこまで品質を犠牲にするかも考える必要があります。

ひとつ提案するとすれば、品質管理チームを作って出荷前の製品の品質を、
ある程度把握できるようにすることが大事です。

バグ管理ツールとテストプロセス管理ツールも利用したほうがよいでしょう。
レポート作成をExcelでやっていると、それ自体にコストがかかりすぎます。

次に「品質を上げるにはコストがかかる」ということを意識して、
リスクベースのテストを実施することが必要です。
闇雲にテストしても意味無いですからね、、、


一度出荷を見送った製品を担当することになったQAは、
相当なプレッシャーが掛かることでしょう。

一番やってはいけないのは、完璧にテストを実施しようとすることです。
やったらQAチームのメンバが何人か倒れます。

必ず、リスクとコストを上層部に説明した上で、経営判断にもとづいてPJを進行するべきです。

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